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続・宰相ミッターマイヤーの業績~七元帥の落ち着き先~

前回のあらすじ

 

帝国の新首都建設は、ミッターマイヤーがイゼルローンの白い魔女を口説けるか次第。

 

さて、今回は帝国軍の人事について。

特にミッターマイヤーの後継者の宇宙艦隊司令官、統帥本部総長、軍務尚書はどうなるのかです。

 

 

オーベルシュタインの大馬鹿野郎

なんで何も人事案を残さずに逝っちまったんだ。

とミッターマイヤーでさえ言いたくなるだろうほど、ナンバー2不要論のおかげで人事は難航することが予想されます。だって七元帥ほぼ同格なんだもの。

 

そもそも、生き残った七元帥のうち半数くらいはラインハルトだからこそ、使うことのできた人材という気がします。名前を挙げるなら、ビッテンフェルト、メックリンガー、アイゼナッハ

アクの強い二人はともかく、メックリンガーは意外でしょうが、メックリンガー自身が生きる芸術ラインハルトに惹かれて軍にいるので、もし仕える主君が凡夫であった場合、仕事もそこそこに趣味の芸術に熱中する可能性が大きいです。ある意味、超ナルシストですよね、彼。

あと余談ですがミッターマイヤー自身も優秀すぎて、ラインハルトくらいしか使いこなせない人材の一人だと思います。

 

・軍務尚書

軍務尚書については、作中で言及があった通り、メックリンガーがオーベルシュタインの後を引き次ぐでしょう。

とはいえ、メックリンガー自身はつまんないでしょうね。

ケスラーも候補に挙がるでしょうが、彼の場合、憲兵総監が適職過ぎて動かしづらい。

 

・統帥本部総長

この役職は戦略を決める部署の長です。乱暴に言えば、作戦会議を取り仕切る部署なんですが、言ってみれば「制服組」のトップなわけで、続く宇宙艦隊司令官の二つを七元帥は奪い合うことになりそうです。

ワーレンは独創性が無いと評されていますし、攻勢一方のビッテンフェルトはさすがに無理、アイゼナッハは無口すぎてどうかと思いますので、ミュラーが適任かと思いますが、彼、若いんですよね。

 

一応、ラグナロック作戦終了後、上級大将の中の筆頭とされたので地位的にも申し分ないんですが、彼がこの地位についてしまうと彼より年齢が上の提督は「出世の望みを絶たれた」こと意味しますので内心面白くないことでしょう。

とはいえ一番若いミュラーには、ミッターマイヤーの次の代の制服組トップとしての立場も期待されているでしょうから、ヒルダかミッターマイヤーを統帥本部総長、ミュラーを統帥本部総長代理としてまず赴任させ、そのうちに代理を取る形が良いのではないか。

 

宇宙艦隊司令官

統帥本部総長が後方支援のトップなら宇宙艦隊司令官は前線のトップです。

とはいえ主だった抵抗勢力が失われた時期ですので、戦闘で活躍するということはあまりないと言えます。

能力的には問題の無い七元帥の現役のうちは、ある意味で名誉職の意味合いが強くなってくるかもしれません。ここのポストに就いたら次は退任みたいな。

これを誰にするかもまた揉めるでしょうが、少なくとも最初のうちはミッターマイヤーが兼任し、ある程度経ってから年功序列で譲る形になるでしょうか。

 

・その他の役職

ドライ・グロスアドミラルスブルク要塞司令官

旧同盟領域を監視するための、言ってみればフェザーン版イゼルローン。

イゼルローン同様ここの司令官も重要な役職になるでしょう。

適任は、ユリアンと面識があり、オーベルシュタインとともにハイネセンに駐留した経験のあるワーレンあたりか。

 

憲兵総監

戦後の方が忙しくなることは間違いないので、ケスラーはしばらく憲兵総監のまましょう。のちに文官側の警察的組織のトップに横滑りするかも。

艦隊を率いた絶対数がすくないので、ケスラーはこれより先の昇進はむずかしいかもしれません。あと元メイドの20歳年下の嫁がいる時点でうらやま死刑。

 

辺境方面司令官

ゴールデンバウム王朝のときはあまり目立たない役職でしたが、銀河が統一され、植民活動が盛んになってくると、辺境方面が開拓されることが予想されます。

開拓民を守るために辺境方面の警備には力が割かれることが予想されます。

ビッテンフェルトとか海賊退治は似合いそうですよね。

でも、アイゼナッハだろうなあ。堅実さが違う。

 

ご意見番

という名の飼い殺し。ビッテンフェルトはどうなるんだろう。

作者が殺せなかった人物として有名ですが、平和な時代の彼も想像がつかない。

案外、女子高の校長とかになってそう。

 

というわけで、ビッテンフェルト以外はそれなりに役職が期待できますね。

ビッテンフェルトも決して無能じゃないんですが、ねえ。

議会でもあれば、アッテンボローと取っ組み合いの喧嘩をしてくれそうですが、しばらくは無いでしょうし。

 

ひとつだけ思いつきました。

伝記作家。

独断と偏見にまみれつつも当事者でしか知りえない情報満載の、さぞかし面白い伝記を書いてくれるでしょう。