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時事図解

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築地の現在地再整備計画を本気で考えてみました。

豊洲新市場と築地再整備の費用の比較をしようと思い色々調べていたのですが、反対派が「もし豊洲新市場の使用中止をしたらどうするか」のプラン、いわゆる対案が無いことが判明しただけでした。

もしも今から築地の再整備をするとしたらどのような計画になるのか。

これは築地移転問題において外せない要素だと思います。

そこで私が、反対派の主張をまとめて「築地現在地再整備計画」を形にしたいと思います。

 

別な場所に移転か、それとも再整備か

まず最初に決めるべきは、「別な場所に移転する」かそれとも「築地を再整備する」かという選択です。

現在、豊洲以外の土地への移転という話題は見かけなくなりました。また「築地ブランド」を守るというのも移転反対派の理由の中にあります。ですから豊洲新市場への移転が無くなった場合、築地市場の現在地再整備が選択されるのが自然な流れと思われます。

では、現在地再整備が選択されるとしてその工事に要求される条件とは一体何でしょうか。

一つは「食の安心・安全を追求する」を徹底的に追求することです。移転反対派の主要な論客の一人である中澤誠氏は豊洲の地下水について「100年後も安心でなくてはならない」という趣旨をTV番組「橋本×羽鳥」で述べておりました。

この「100年」が概念的な数字であることは言うに及びませんが、ひとつ象徴的な言葉だと思われます。

豊洲の地下水は70年間、1日2Lの地下水を飲用することを想定した土壌汚染対策法の基準に沿って設定されており、それをほぼクリアしています。それでも豊洲の土地に対する不安は大きく「食の安全・安心」を守れという声は多く、例えば2016年10月1日に新宿で行われた「やっぱり築地がええじゃないか!新宿港町行進」でも「安全でおいしいお魚や野菜を子どもたちに」という横断幕が掲げられていました。

それゆえ豊洲新市場以上の「安全・安心」を求めるというのが、築地最整備を行ううえで最優先されるテーマなのではないかと考えます。

次に、現状の豊洲新市場の建築構造そのものついても「ターレで床が抜ける」「基礎ピット部の耐震設計に問題あり」などの疑問が持たれていました。これは第2回市場問題プロジェクトチームでは問題なしという評価を得ましたが、やはり安心を求めるならばそれよりもさらに高水準の建築設計であってほしいはずです。また「店舗が狭くマグロが切れない」などの批判もありましたので、このような細かな部分も改善しなくてはなりません。

これらの条件を満たし「世界のTUKIJI"築地ブランド”」が守られること、これが築地再整備の最大の要件になってくると思われます。

世界の築地市場を支える三本の柱

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それでは、この「世界の築地」の「安心・安全」を支えるには具体的にはどのような方策が必要かを考えます。

まずはなんといっても「土壌汚染対策工事」です。豊洲では「環境基準の四割のベンゼン」ですら、問題視され風評被害を生み出しました。同じ轍を踏んではなりません。

また「建築設計」においても疑義が生じましたので豊洲新市場での指摘を踏まえて、さらに強固な建物、完璧な内装を目指します。

さらに、反対派からはあまり意見が挙がらないのですが、築地の衛生状態はあまり良いものではありません。古いからある意味仕方がないのですが、「安心・安全」のためにはこれも徹底しなくてはなりません。「保険衛生面」でも次の築地では最高のものを目指します。

土壌汚染対策

では具体的には土壌汚染対策は何をすればよいでしょうか。

豊洲新市場では表面からA.P.+2.0までの土壌はすべて科学的に除染し、A.P.+2.0以下は汚染が見つかった部分だけを抜き取って科学除染しました。

しかし、これでも地下空間問題の際に「環境基準の4割ものベンゼン」という表現によって安全性が不安視されました。科学的な安全の証明が安心には繋がらなかった例です。それを教訓にするならば、築地再整備は実際には問題がないレベルであっても「食の安心」のためにさらなる徹底した対策が求められなくてはなりません。

そこで築地での土壌汚染対策工事は、A.P.+0までのすべての土壌を浄化することを基本としたいと思います。またこの際、一般人に認知されづらい科学除染を採用せず、掘削した土壌は別の場所に捨て、新たに土を購入し埋め込む分かりやすい工法を採用します。

地下防水壁

地下にある汚染水は豊洲でも行われた地下水の入れ替え工事を行うことで、可能な限り浄化をめざします。

ここまで徹底した対策をとるとなると今度は隣接する土地からの「もらい汚染」が問題となってきます。なにしろ地下水は地中で移動します。他所からの汚染水が流れ込んできては対策をした意味がありません。

そこで築地の土壌のすべてを地下防水壁で囲み、汚染水対策にも万全を期します。

全面盛り土

豊洲新市場では敷地の一部に盛土が無いことが大きな問題になりました。

一般人には盛り土は汚染の蓋だと認識されます。謎を呼ぶ「地下空間」などあってはなりません。実際には問題がなくとも都民の安心のためには全面盛り土を実施することが必要でしょう。わかりやすさも「食の安全・安心」を守るための重要な要素です。

表層コンクリート舗装

このようにして築地の地下を完全に清浄な状態にすることには成功したとしても、今度は全面を囲んでしまったがゆえに地下水の逃げ場がなくなってしまうという別の問題が発生します。

雨などが土壌に染み込むと地下水位が上昇し、液状化のリスクが高まったり、地面が緩くなって建物の土台に悪い影響を及ぼしたりします。これでは堅牢な建物を建築することはできません。

そこで雨などの水分を完全にシャットアウトするため、築地の敷地全体を分厚いコンクリートで舗装し、一切の水分が地下に染み込まないようにします。

 

こうして汚染物質のほぼ完全な除去と、完璧な封じ込めを達成することで、我々の食の「安全・安心」が守られます。

建築設計

建築設計は建築物とその運用法、いわゆるハードの面とソフトの面で分けて考えたいと思います。

ハード面について

まずハード面ですが、これは建築エコノミストの森山高至氏が主張していた床積載荷重1.5トンで必要階すべてを設計します。

この計画では地下空間を作らず全面盛り土となるため、地下ピット部分を別途作る必要があります。それゆえ建物は高床式での設計となります。

築地再整備では東京都がすでに指摘しているように狭隘のため建物は複数階の重層構造であることはほぼ避けられません。第一、あの広大な敷地を持つ豊洲市場さえもが重層構造です。狭い敷地では動線の確保が大変だと思われます。おそらく加工・パッケージ工場は作れないでしょう。市場全体の売上高に上昇に貢献するよい施設ですが仕方がありません。

また内装部分では「店舗の間口が狭くマグロが切れない」という批判がありましたので、すべての店舗を最初から2コマでの設計とします。現状の築地では仲卸の店舗は「2コマ(スペース)」を借りるのが基本で、特に小資本である仲卸や、広い店舗を必要としない干物などの仲卸が通常の半分である「1コマ」を共同で店舗を借りているという実態があります。

しかし移転反対派からは「広い店舗を必要としない業者のための区画は必要」という意見を聞いたことがありません。どの店舗でもマグロを切るだけのスペースは必要ということなのでしょうか。

その他、豊洲で批判に挙がった諸々の欠点も改善いたします。

ソフト面について

またソフト面については、これも最高の「安全・安心」を目指します。まず安全性の証明として、豊洲では実現できなかったHACCPの取得を目指します。

筆者はHACCPについて多少の知識を持っており、仮に豊洲に移転した後、ゆくゆくはHACCPを取得して海外にも日本の本物の魚を輸出してもらうのはよいことだと思っています。しかし、HACCPは国内を相手に取引する場合は必須のものではなく、また移転の際にさらに新しい管理手法まで始まると現場での混乱は許容量を超えてしまうため、無理には対応する必要はないと考えていました。

しかし先日、築地の業者の知恵はHACCP以上という力強いお言葉を現場の方からいただきました。HACCPを取得することで「食の安全・安心」がより高まることは言うまでもありません。それゆえ、築地の最整備はHACCP取得ありきで計画をすすめることにします。

その中で何より重要なのはコールドチェーンのです。豊洲では見送られたベルトコンベアによる輸送や共同配送などを実施しコールドチェーンを完全徹底を実現します。

保険衛生面

作業者の衛生面 

食の安全において最も重要なのは衛生管理です。残念ながら現状の築地市場ではこれらの普及が徹底しておりませんでした。それゆえ、築地の現地再整備を機会に保健衛生の向上を徹底的に追求すべきです。

 まずは作業者に対するルールを厳格に実施します。

場内の完全禁煙を実施します。築地ではタバコを吸いながらターレを運転して商品を運ぶなど、必ずしも喫煙に対する意識が足りているというわけではありませんでした。完全禁煙は出来て当たり前の課題と言えます。

 また築地では各業者は私服で作業し、戴帽の義務もありませんでした。しかしこれは衛生上問題があります。まずは専用の作業着、帽子を作成し、全員がそれを着用することを徹底します。これらのクリーニングも当然場内で行い、他の衣類から汚染が伝染しないようにします。

ただしこういったルールだけを立派に作っても、そのルールの意味を現場の人間が理解していなければ意味がありません。食品汚染の最大のリスクは人間です。多くの汚染は人為的ミスから発生します。

たとえばHACCPで求められるハンズフリーの手洗い場を作ったところで、作業者が正しい手洗い方法を実施しなければ衛生は保てません。本来、作業場に入る前の手洗いは肘の部分までを洗わなくてはならないのですが、面倒臭がって手のひらだけしか洗わない人は必ず現れます。

新しい築地市場では、場内にいる全作業者に対して定期的な学習会を義務付け、衛生保持の徹底を目指します。

店舗設備の衛生面

しかし作業者がいくら衛生に気をつけても、店舗設備が衛生を保てなければ意味がありません。そこで店舗設備でも衛生面を徹底させるために、店舗におけるすべての機器・什器に「R構造」を採用したいと思います。

「R構造」とは、たとえばシンクの縁が正四角形ではなく丸四角形となるように、角を作らないカーブ構造のことです。角が尖った状態だとどうしてもそこに汚れが溜まってしまうため角を作らない設計にするのです。角がカーブを描く構造だと汚れも溜まらず掃除しやすくなります。これを壁面と床の間から、ここの作業台まですべての店舗設備に採用します。その分、経費はかかってしまいますが「安全・安心」には替えられません。

また冷蔵庫などの大型で備え付けの什器は壁との間に隙間ができて埃が溜まってしまうため全てコーキングして隙間を埋めます。作業台などの中型以下の什器に関してはすべてキャスターを付けて移動できるようにします。作業台の下などはどうしても汚れが溜まりやすくなるため、掃除の際に移動できるようにすることが重要なのです。

豊洲でも実施されていますが、ドライフロアの徹底も重要です。床が湿っているとそれだけで細菌の温床となってしまいます。扱っているものが鮮魚ですから作業中に床をドライにすることは難しいかもしれませんが、一日の作業の終りにドライワイパーで床を乾燥させるだけでも十分に効果があります。これを毎日実施するためにも什器にキャスターを付けて移動できるようにしておくことが大事なのです。

築地では濾過した海水を清掃に使用していますが、残念ながら最近の調査で基準値を超えたトリハロメタンが検出されるなど、安全とは言い難い状況です。

しかし、築地では伝統的に海水の使用で衛生を保ってきたという主張もあり、海水清掃は捨てがたいです。そこで安全で衛生的な人工海水を使用することとします。コストはかかってしまいますが、安全・安心のためですから仕方ありません。

 

以上のような施策を屋台骨とすることで、欠陥建築とまで言われた豊洲新市場より高水準の、100年後も安心・安全を提供できる世界最高峰の市場を建設できるのではないでしょうか。

これを実施するためのスケジュールはどうするのか

今まで築地再整備計画は、計画は立てられても実行となると困難が立ちふさがり、挫折を繰り返してきました。再整備案はロードマップをきちんと描くことも重要です。

まず再整備工事の方法ですが、これは昭和再整備計画のローリング工事か、平成再整備計画の仮設市場建設かの二択になると思われます。

しかし築地は豊洲よりも完成度の高い土壌汚染対策工事をしなくてはなりません。とくにもらい汚染を防ぐためには、一気に工事を進行し、築地の周囲を遮水壁で囲うことが不可欠です。一部分ずつ工事をしていくローリング工事を行うことは、豊洲よりも安心・安全を築くという目標に矛盾します。

したがって仮設市場を建設し、築地を再整備した後に戻ってくるという平成再整備計画が採用されることになるでしょう。

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計画開始~五年後まで

代替候補地の決定

まずはじめに考えるべきはどこに仮設市場を建設するかです。

ところでここで一つの問題が浮かび上がります。そもそも豊洲新市場を否定するのは土壌汚染対策工事に対する安全性に疑問があるからです。仮設市場とはいえど何年間も使用することになります。その土地も豊洲以上の土壌の安全性が確保されなくてはなりません。仮設だから土壌汚染度が豊洲より高くてもしょうがないなどという方便は許されないわけです。だったら豊洲に移転すれば良いだけの話ですから。

とはいえ築地周辺で仮設市場を建設するだけの広さと安全性を確保できる空き地は存在しません。あれば豊洲など使わなくてよかったわけですからこれは仕方のないことです。

そこで豊洲以上に安全な土地を作るには、新たに埋立地を作るしかないのが論理的な帰結となります。埋立地ならばきれいな土を持ってきて海に埋めるだけですし、安全性は確保されます。地権者もおらず、前回の晴海プランで懸念された地権者との調整が必要ないのがこの案の利点です。というより他の方法はもう無理ではないでしょうか。

業界内調整

一方、業界内での移転調整は難航する可能性があります。なにしろ次に作る新市場は重層型であり、一階部分と二階以上の場所では作業の効率がはるかに違います。一階部分をどの業界に割り当てるかは、今まで以上に揉めることはほぼ必至です。

しかし、築地再整備を選択したのは場内の業者の総意のはずです。またこれは平成再整備計画の中、都議会で再整備に対して築地存続の意見を述べた東京都鮨商生活衛生同業組合常任相談役の方の発言ですが「やればできる、そういうふうにいっているんです。それは自分の会社ですからね。一番問題は、やる気がない、できないと思うとできない理由がずらずらずらっと出てくるんですよ」という意見もありました。

悪夢のようだったと形容される業界内調整ですが、築地存続を願う業者が団結すれば「やればできる」はずです。

なお昭和の築地現地再整備では、計画の立案から実施まで五年かかりました。そこで埋立地建設と業界内調整の期間を五年と設定します。調整自体は次の仮設市場建設途中でも可能ですから、万が一足並みが揃わなくても時間的な余裕は十分にあります。

五年目~八年目まで

仮設市場建設・移転

仮設とはいえ、地域の基幹市場である築地が移転する以上、万が一のことがあってはなりません。仮設市場も十分な耐震性と安全に対する配慮が必要です。特に、仮移転期間中の土壌汚染対策工事で、築地の地下から歴史的な遺物が発見されると工事を中断して調査しなくてはいけなくなります。

仮設市場でも長い期間、基幹市場としての役割をしっかりと果たせるだけの建物を設計しなければなりません。具体的には豊洲新市場の安全水準を超えないと食品流通市場としては失格なのではないかと思われます。

とはいえ、これは純粋に技術的な問題ですから豊洲新市場での設計を応用し、より堅牢な建物を作ってもらえば済むことです。それゆえ建物の建築に二年、移転作業に一年と合計三年の基幹があれば、仮設市場への建設・移転は完了すると思われます。

八年目から十年目

土壌汚染対策工事

今回の築地再整備計画の場合、土壌汚染対策は、基本的に土を掘り出してどこかへ移動させ、別の場所からきれいな土を持ってきて埋め込むだけなので、規模はともかく難易度としては豊洲に比べればはるかに楽な工事となると思われます。

しかし豊洲とは別の面で難しい部分もあります。

まずは工事をする場所が東京の一等地だということです。築地は銀座のほど近くにあり、大規模な工事そのものが難しい場所だと思われます。車通りも多いし、工事にかかる規制や配慮も豊洲の比ではありません。

また豊洲よりも面積こそ狭いですが、豊洲以上に深く掘り返す計画ですから処理する土の量はそう変わらないと思われます。

それゆえ、この工事には豊洲と同様、二年くらいの期間がかかることが予想されます。ちなみに土壌の浄化レベルは、豊洲での批判を反面教師とし、すべての汚染物質が《未検出》になることを目指します。

十年目から十三年目

築地新市場建設

そしてついに築地の新しい市場を建設します。まずは土壌全域にコンクリートの舗装を施し、地下水位が上昇しないように処理を施します。その上に、高床式の重層型市場を建設していきます。

豊洲新市場は完成までに約二年の年月を要しましたので、そこへさらに移転に必要な準備期間を一年と見て、移転完了まで三年を設定します。

ここまですべての作業が順調に滞りなく行われたとして合計十三年の期間が必要と判明しました。これは平成再整備計画でもほぼ同じ年月が見込まれていましたので、それなりに説得力のある年月ではないかと筆者は考えます。 

この計画の問題点は

ここまで「安全・安心」を最優先に、反対派の意見を可能な限り取り入れ、もっとも現実的と思われる方法を選んで計画を立ててきました。

筆者は行政にも建築にはまるで素人ですから、甘い込みではないかと自分でも疑っていますが、その不安を差し置いてもこの計画には問題があります。

費用の問題

まず一番の問題はやはり費用です。今回、この計画ではあえて費用のことは考慮に入れませんでした。

豊洲新市場への移転は、築地の跡地を売却することで、五八〇〇億円もの経費を賄う予定でした。しかし築地再整備計画となるとこの費用を賄う手段は存在しません。卸売市場を統括する東京中央卸売市場は独立会計で行われております。しかしこの東京中央卸売場は毎年数億円の黒字しか出しておりません。

今回の築地再整備計画は、建築費用の高騰を無視しても軽く一兆円を超える費用が必要かと思われます。なぜなら実質的に二つの卸売市場を建設しているからです。土地の取得費用はありませんが、埋立地の建設にはどれくらいの費用がかかるでしょうか。筆者には想像もつきません。

これらの経費を市場の運営費へ跳ね返ってきます。この経費は築地市場だけではなく、東京にある全ての市場に等しく徴収されなくてはなりません。結果、市場の運営費は高騰し、東京にある卸売市場の全業者がまともな経営ができなくなることが予想されます。

震災への対応

築地の再整備の大きな理由の一つが震災への対応でした。仮に工事期間中に大きな地震が発生してしまうと、築地の機能は完全に死滅します。すると食品流通に著しい影響が発生してしまうでしょう。地震はいつ発生するかわかりません。それなのに現在よりもさらに時間をかけて良いのかという点は無視できません。

業者への負担

仮にこの工事の費用が無視できたとしても、それでも二度の移転は業者に著しい負担を与えます。現在でも、豊洲するために市場内の各業者は冷蔵庫を買い替えたりと多大な出費をしています。これを十数年の間に二回行うだけの体力を業者は持っているのでしょうか。

 

以上、思いついたことを検討してみましたが、他にも色々な問題点があるかもしれません。よろしければ築地の再整備に賛成する人、反対する人、色々な方の意見を伺いたく存じます。言わばこの記事がたたき台となり、築地の現在地再整備の妥当性を多くの方々が認識してもらうのか今回の記事の目的でした。

 

個人的にはこのような計画をたてるのは、大変に楽しい作業でした。なぜ築地移転の反対派の方がこの作業をしなかったのか不思議でなりません。

本日も良い知見をありがとうございます。