時事図解

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宇宙時代の食糧事情

今日はifというよりも疑問を書いてみます。

 

イゼルローン要塞は完全自給自足が可能なのに、なんで他の星はそれができないのだろうか、ということです。

 

物語上、イゼルローン要塞は、食料からミサイルまで完全に自給自足ができる要塞として描かれています。であればこそ、ヤンはハイネセン脱出後、イゼルローンを奪い返したのだし、ヤン亡きあともユリアンたちが戦ってこれたのも、イゼルローンあってこそです。

 

 

フィクションの考察系サイトでこんなこと言うのもなんですが、実際問題としては、ちょっとありえない話ではあるんですよね。

戦争やってエネルギーを莫大に消費している要塞が、なぜ完全完全自給自足が可能なのか。エネルギー源はどこなのかと。

ワープ航法が確立している世界観に何をいまさらとも思いますが。

 

無理やり理屈をつければ、おそらく、イゼルローンにはエネルギーを外宇宙から吸収する何がしかの装置がついているのではないかと思われます。幸い、イゼルローンの周囲には航行不可能なほどの危険地帯があるそうなので、そこからエネルギーを作っているのではないかと。

 

では、そのシステムがなぜ他の惑星には適応されないのか。

 

アニメの話ですが、ヤンがイゼルローンを奇計で無血開城した後の侵攻作戦では、農奴と思しき民間人を”開放”する同盟軍が描写されていました。

特殊な要塞であるイゼルローンのこととはいえ完全自給自足が可能な技術のある社会で、あのような全近代的な農業をする意味があるのかと疑問に思います。もっとも原作にないエピソードの話なので原作者がどのように考えていたのか。

 

この食料の疑問は他にもあって、レオパルト・シューマッハフェザーンで農業をはじめようとしましたが割と設備が簡単に手にいれることができていました。

フェザーンでも食料は露地栽培が一般的のようです。

 

宇宙に農園コロニーを作って大量生産、というようなことはしないのかなと疑問に思います。

 

考えられる理由の一つに、実はイゼルローンで生産される食料は、味の面で今ひとつなのかなと思います。やはり食料は露地物に限るとあの時代の人も思っていたのか。

 

栄養としては完璧、料理としては物足りないのがイゼルローンの食事だったのではないでしょうか。ベテラン主婦のキャゼルヌ婦人ならば味付けでなんとかしそうですが、新米主婦のフレデリカが料理が上手くならなかった理由の一つかもしれませんね。